かすみの雑記帳

シンプルライフを目指す日々を綴っています

盲腸 痛みについて_備忘録

今回は、盲腸の発症、1)治療前、2)入院中、3)退院後の痛みと不安について、個人的な経験を綴ってみます。

 

1)治療前の痛み:

盲腸発症時の痛みは、顔色を真っ青にして冷や汗、嘔吐を伴うような凄まじいモノと見聞きしていました。

 

私はそこまでの痛みは経験しませんでした。単にそこまで痛くなるほど我慢しなかったからなのかもしれません。

 

そもそも、私は痛みに対する耐性がほぼゼロです(主観的に)。過去に大怪我も手術もしたことはなく、人生で経験した物理的?痛みと言えば、歯科治療(親知らずを抜いたり、歯根の治療をした時)、生理痛、排卵時の痛み位で、このような時は痛み止めを服用します。

 

今回、一連の治療と診察のなかで、

 

「痛みのレベルをゼロから10で表すとどの程度?」

 

という質問を何度となく受けました。が、正直、大した痛みではなかったです。

生理時の痛みの方がよほど辛いです。

 

盲腸の痛みは、少し排卵時の痛みに似ていました。痛みのレベルとタイプが。違ったのは、排卵時は左右どちらか片方の下腹のみなのに対して今回は下腹全体の痛みから始まったこと。あと、今回は大した痛みではないのに痛み止めが聞かなかったこと。

 

治療前の不安:

初めて経験する痛みだったので、これは何?という不確実なものに対する不安がありました。また、何となく体が辛かったので、週明け仕事、大丈夫かなーという心配もしました。まさか、そのまま入院するような状態だとは思っていなかったので、仕事のことが一番心配でした。

 

2)入院中の痛み:

治療が本格的に始まって、点滴で痛み止めを受けるようになってからは痛みはあっという間に引きました。点滴は6時間ごとだったので、取り替えのまえ30分位は少し痛みがありました。この頃には右下腹(盲腸近辺と思われます)のみの痛みに変わっていました。

『腹痛は上腹部、またはおへそ周辺に突然始まり、時間とともに右下の腹部(回盲(かいもう)部)に移ってきます。』(下記リンクから引用)

急性虫垂炎(盲腸)|オリンパス おなかの健康ドットコム

 ようですが、処置が早かったのかこの痛みの部位が移っていく段階は経験しませんでした。

 

結果として治療中、痛みに苦しむことはほとんどなく、薬のせいか、そもそも体が弱っているのか、ほぼ丸2日間、呆れるくらいに寝続けました。たまに目がさめて退屈して、点滴ごと院内を歩き回ったり、本を読んだりしましたが、わりとすぐにまた眠くなりました。

 

退院の日、朝のナースの回診と午後の医者の診察時の2回、お腹の右下腹を押されましたが、ちょっと痛い?くらいの軽い痛みしか感じませんでした。

 

入院中の不安:

何かあれば、すぐに処置してもらえる状況なので、心配はないと言えばなかったです。ただ、抗生物質がうまく聞かなければ手術の可能性はゼロではないと言われていたので、そこだけ心配でした。

 

3)退院後の痛み:

退院前半日前から、痛み止めの投与が点滴薬から飲み薬に変わったわけですが、退院時には2種類の痛み止め(飲み薬)を処方されました。

 

一つはOxycodoneという、小粒の飲み薬。

15錠頂きました。強い薬で中毒性があり、眠くなるとのことでした。

痛みがひどい時に6時間以上あけて1錠服用するように、との指示。

午後、疲れてくるとなんとなく痛みが出てくる気がしたので、だいたい、午後1錠、寝る前に1錠飲みました。

 

もう一つは割と普通に薬局で売っている痛み止め。

”Extra Strength"と買いてありましたが、Oxycodoneよりは弱いとのこと。Oxycodoneがなくなって、まだ痛みがあれば、こちらを服用するようにとの指示。

 

結果的に、私はOxycodoneを14錠服用したあたりで、ほぼ痛みを感じなくなったので、退院後1週間で痛み止めは不要になりました。

 

退院後の不安:

実は、不安が一番大きかったのは退院後です。理由は:

  • 炎症が戻ってきたらどうしようという不安(手術が必要になるので)
  • 退院後も微妙に痛みが続いていた
  • どの程度の痛みだったら、医者に連絡すべきなのかが分からなかった

退院後の痛みも大した痛みではありませんでした。ただ、継続的に痛みがあり、それが「普通」なのか「普通じゃない」のかの指針がなかったこと、ネットでサーチしても退院後の痛みについての情報が得られなかったので不安でした。退院時に痛み止めを処方されたということは、痛みがあるのは多分、普通なんだろうと自分を納得させました。一方で、退院時に「痛みがひどければ救急に連絡する」ようにとの指示もあり、ひどい痛みってどの程度?と。

 

まとめ:

大した痛みではなくても、盲腸のことはあるようです(私の場合)。もし、経験したことのない腹部の痛みを感じたら、待たずにお医者さんに診てもらうことをおススメします。早ければ早いほどいいはずです。

 

抗生物質での治療(盲腸を散らす)をした場合、退院後に痛みがあること自体は、問題ではなさそうです。私の場合は、退院後1週間程度は継続的に軽い痛みがありました。少し無理をして疲れると痛みが増した気がするので、無理は禁物だと感じました。

 

退院前、お医者さんに「完全に体調が戻るには1ヶ月くらいかかることもある」と言われました。手術もしていないし、痛みもほぼなくなりましたが、体はまだ完全には回復していないのかもしれません。

 

無理せずにゆっくりと回復できればと思っています。

 

(この記事は、あくまでも筆者の個人的経験、記憶と素人としての情報収集に基づいております。医学的な根拠やすべての治療プロセスについて検証しているものではございませんので、必要な判断は自己責任でお願いいたします。)