かすみの雑記帳

シンプルライフを目指す日々を綴っています

アメリカでの就職活動ービザについてー総論

転職を思いとどまったことの後編を書く前に、アメリカでの就職活動について今までの私の経験を何回かに分けてまとめていきます。

 

後々の自分の振り返り用として、と、現在、または将来アメリカで就職したいと考えている方々のお役に少しでも立てればと思っています。

 

今回は「就労ビザ」について、簡単にまとめてみました。簡単にというのは、ビザの問題は掘り下げれば掘り下げるほど、細かい規定があるため(原則はXXだけれど、一定の条件を満たすとその限りでない、というような規定です)一回の投稿で全てを説明するのは難しいからです。そのため、今回は総論的な内容にとどめ、今後、重要なところ(より多くの方が関係するであろう部分)を少しずつ掘り下げて、わたし自身の経験も交えて情報提供できればと思います。

 

就職するための大前提:ビザについてー総論

日本人が外国人(非アメリカ市民)としてアメリカで仕事をして収入を得るには大前提として「就労してもいいというアメリカ移民局からの許可=ビザ」が必要となります。

就労許可を伴うビザのうち、日本人が関係する可能性が高いと思われるものは以下の通りです。

 

1)Jビザ

2)Lビザ

3)H1Bビザ

4)グリーンカード

5)F1ビザ(学生ビザ)

 

学生ビザ(F1ビザ)は、就労ビザではありませんが諸々の条件付きで仕事をすることが可能です。ただ、期間限定、職種、就労時間等限定になるので、長期に渡ってアメリカで仕事をしたいという人にとっては最終的な解決にはなりません。なお、学生ビザは受け入れの教育機関(留学先)を通じてビザを取得することになります。

 

Jビザ、Lビザ、H1Bビザは基本的に雇用主がスポンサーとなってビザの支給を受けられます。Jビザはインターンビザ、Lビザは駐在員ビザなどと呼ばれることもあります。一般的に就労ビザという時はH1Bビザを指すことが多いように思います。いずれのビザも雇用主がスポンサーとなるため、雇用関係がなくなると新たなスポンサー(新雇用主)を見つけない限り、合法的に仕事はできなくなるのが原則です。

 

そこで、日本の勤め先からの派遣(駐在)若しくは婚姻を通じて以外で、長期に渡りアメリカで働きたいと思う人が取得すべきなのH1Bビザということになります。

 

また、以外と知られていませんが、グリーンカード(永住権とも言います)は、企業等のスポンサー不要の就労ビザ(10年ごとに更新が必要)になります。つまり、上記のJビザ、Lビザ、H1Bビザと違って、一旦取得すればどこで働くかはグリーンカード保持者の自由になるということです。取得の方法は大雑把にいうと1. 婚姻を通じて、2. 雇用主(または専門知識)を通じて、3. 投資を通じてということになります。

 

グリーンカードの取得については、H1Bビザの各論の後に掘り下げて行く予定です。