かすみの雑記帳

シンプルライフを目指す日々を綴っています

転職活動をしようとして思い止まったこと(前編)

転職。

 

この言葉が頭をよぎったことがない勤め人の方っていらっしゃるのでしょうか。

 

いないことはないでしょうが、相対的に多くはない気がしています。

 

社会に出て相当な年月(四半世紀!)を経過している私は全部で4つの正規雇用(フルタイム勤務)を経験してきました。

 

「この仕事はもう嫌だ」というネガティブな気持ちで転職活動をしたのは1回だけです。この転職活動の結果、今の仕事について約1年になります。

 

一般的に人が転職活動をするきっかけを考えてみました。

  • お給料が労働に対して低い(と感じる)
  • 勤務時間が長い
  • 通勤時間が長い
  • 仕事が簡単すぎる、もしくは難しすぎる
  • 将来の見通しが立てにくい
  • 同僚と合わない
  • 上司、もしくは部下と合わない

ざっと思いつくのはこんなところでしょうか。

 

このうち、私に該当していたのは

  • お給料が低いと感じていたq(勤務時間に対して)
  • 勤務時間が長い
  • 通勤時間が長い(片道2時間、運転していました)

それに加え、勤務先で自分が将来的にもっと上のポジションに上がれるような見込みもありませんでした。6年間勤めましたが、本当に素晴らしい人々と出会いたくさん学ばせてもらったと感謝しています。

 

ただ、長時間勤務と長時間の車通勤。年を追うごとに体力的にも辛くなってきていたし、この仕事の為なら人生を捧げてもいい!というようような愛情も情熱もありませんでしたので、自分の中で「ここが限界だな」と思っていた役職について2年後、転職活動をすることにしました。

 

今の仕事では、

  • 収入は多少アップ
  • 勤務時間は1日8時間
  • 通勤は交通公共機関で片道40分

前職のポイントとなっていたすべての点が改善されました。時間ができたので夫と過ごす時間もちゃんととれるようになり、趣味の時間も持てるようになりました。上司を含め同僚にも恵まれています。特に今の上司はこれまでに一緒に働いてきたどの上司よりもバランスが取れていて、仕事の先輩として能力的、人格的にとても尊敬できる上司なのです。

 

こんな火の打ち所のないような状況なのですが、2週間ほど前に「転職活動をしてみようか」という思いがよぎりました。

 

何故か。

  • (組織の)将来の見通しが立てにくい

 

と感じたからです。前職の勤め先は大組織で組織自体の見通し云々に関する懸念は一切ありませんでした。今の勤め先はいわゆるスタートアップです。私が入社した一年前は、かなり勢いがあり「バラ色の未来」がすぐそこにあるように見えたのですが(笑)、今年、2018年に入ってからどうも芳しくないんです。創業者を含めた経営陣の意見がまとまっていないというか、統制が取れていない気がして方向性が見えにくい。

 

スタートアップはうつろい安いというのは分かっていたものの、一年で、こんなにも会社の空気が変わるのか?と驚きです。

 

そんな時に、以前交流のあったリクルーターから様子伺いのメールと共に、いくつか転職先候補の紹介を受け取り、話を聞いてみることにしたんです。全体的に条件は悪くなさそうだったので言われるがままとりあえず最新の履歴書を用意して送ったところ、「候補先に提出してもいいか?」と確認がはいりました。

 

要領がいい人なら、実際に転職するかどうかはともかく、履歴書が通るかどうか確認すること位は試すと思うんです。活動してみて、採用の提示をされてから本当に転職するかどうかの結論を出せばいいわけですし。私も、最初はそのつもりでした。

 

でも、やめました。理由は3つあります。

 

後編に続きます。